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「とことんダッシュ!」BGM採用のお知らせと近況報告



連日とんでもない猛暑が続く中、皆様いかがお過ごしでしょうか?


オリンピックの開催については賛否両論ありますが、暑い中本当に選手もスタッフも関係者の方もご苦労さまです。


それにしてもコロナの蔓延は一向に収まる気配がありませんねー…


おかげでアタクシも最近はリモートワークの時間が一気に増えまして、会社ではクーラーが効いてて快適なんですが、自宅にいるとついクーラーをつけるのを我慢しちゃうんですよねー。


でも熱中症で運ばれる多くの方は屋外ではなく自宅という話もあるそうなので、無理せずこまめな水分補給が重要ですね。


さて、今年のはじめに動画「もっと!ミクトロニカ」をリリースしたわけですが、このあともいくつか曲を作ってはみたもののどれもしっくりこず、作りかけのものが溜まっていく状況でした。


で、気分転換も兼ねて新しいことを始めようと思いまして、以前から挑戦したかったお絵かきに少しだけトライしてみました。


最初は PC とペンタブで練習してたんですが、スマホで描ける「アイビスペイント」というアプリを知りまして。


スマホと指で描けるという気軽さが自分にとってはピッタリで、しばらくはお絵かきばかりしてました。


それにしても、真っ白なキャンバスに自分が想像したものを描いていくということがこんなに楽しいものだとは…!


そりゃみんなイラストを描きたくなるわけですね!納得!


正直、キャラを描けるようになるまでは何年もかかると思ってたのですが、インターネットにはいろんなチュートリアルが溢れているおかげで、思ったよりも早く描けるようになりました。


もちろん腕前的にはまだまだなんですが…それでも棒人間と「へのへのもへじ」(オリンピックの開会式で劇団ひとりさんも描いてましたね)くらいしか描けなかった自分からすると凄い進歩だなと。


インターネットばんざい!


と、そんな感じで曲作りをちょっとお休みしたりしてたのですが、ふとピアプロさんの公式コラボのお知らせを見ると「一緒につくろう!「初音ミク」新作ゲーム第2弾 みんなのBGM大募集!!」の文字が!

こういう応募系のコンペ的なものってあまり参加したことなかったのですが、新作ゲームを盛り上げるお手伝いが出来るかも?!というピアプロさんへの恩返し(おこがましいけど)的な想いと、自分の実力を知りたいという気持ち、あと締切があったほうが作曲に集中しやすいという自分の性格も考慮した上で、応募を目指すことにしました。


で、肝心のテーマは「エール」。なるほど…これってもしかして得意分野かも?!


正直、ストレートな応援ソングって音楽的には今の流行りではないんですよね。むしろダークでどぎついものが好まれてるというか…


でもゲームの世界観の中であれば、そういった流行り廃り関係なく、ド直球な応援ソングを発表出来るんじゃないかと。


とはいえ、この時点で締め切りまで残り 1ヶ月…今までの作曲ペースでは間に合わないのでは?!


で、実は 4年半前くらいにそういった感じをイメージした曲を作りかけてたことを思い出しまして(少し前に作りかけの曲を整理して見つけていた)。


アイドルグループ向けの曲のコンペを想像しながら作り始めたんですが、当時完成させなかった理由は、作品として発表しても時流的に合わないだろうなというのが大きな理由でした。


ただ全体的にキャッチーな仕上がりになりそうだったので、このままお蔵入りするのもどうかとは思ってたんですよね。


で、今回のテーマの「エール」、これイントロから曲調的にぴったりじゃないかと!


もちろんこの時点ではまだかなりラフな状態だったので(コード進行とメロディはほぼ決まっていた)、アレンジを練り直す必要がありました。


まず他の応募者の方々と明確な違いを持たせるために、電子音楽系のピコピコサウンドや、もろバンドサウンドは避けようと。


テーマに合わせて爽やかなサウンドにするため、生楽器系で歯切れのよいピアノやアコギで脇を固め、そして一番個性が出せそうなブラスサウンドをメインとすることにしました。


ここまでブラスセクションを前に出した曲は自分の中でも初めてですね。音量やベロシティで如実にフレーズの表現力が変化するブラスアレンジは、これまで多用していたストリングスアレンジとはまた違った楽しみがあって、作っていて本当にテンションが上がりました。

あと、最近の音楽ではイントロはあまり重要視されないそうですが、この曲ではむしろイントロめちゃくちゃ推してます。 やっぱりゲームって盛り上げが大事じゃないですか!


始まりを予感させるチャイム、ハープの駆け上がりからストリングスとブラスの絡み具合とか、最高のものが出来たんじゃないかと自負しております。

ちなみに歌詞はあまり悩まないタイプなのでいつも早いんですが、今回も 2、3日位だったかなと思います。


自分と自分の中にいる「ミクさん」、この 2人のようで 1人、1人のようで 2人という関係性を意識しながら、背中を押してもらうように自分を鼓舞する、というイメージで作りました。


もともとラフが出来ていたということもあり、製作期間は 1ヶ月で、ちょうど締め切りの前日に完成しました。


いつもはマスタリングで苦労するんですが、今回は参考音源が早い段階で決まっていたので、目指す目標が明確だったことや、期間を短縮化するためにヘッドフォンのみでマスタリングすることに徹していたので、迷いを少なくすることができました。

音源も標準音源で行けるところはそのままにしました。こういうところも選択したり音作りする試行錯誤だけで時間取られちゃいますからね。

締切日も含め、何か制限を設けることって重要だなと。


あと、完成に至らなくてもとにかく作っておくことは大事ですね。


ただし後から引き出しとして引っ張り出せるようきちんと整理しておくべきですね…(整理苦手な自分への自戒)

で、無事にアップロード出来まして、結果を心待ちにしておりましたところ…


採用を知らせるメールの連絡が…!


実は少し自信があったものの、お知らせを受け取ったときは心のなかでガッツポーズしました。


一番嬉しかったのは、自分の作品の出来栄えを認めてもらえたこと、これに尽きますね。


昔のボカロの黎明期と違い、今は誰が作った曲かということで評価されることも多い昨今、純粋に曲を評価していただけることは自分にとって非常に貴重でして。


やっぱりこれだけ長くやってても常に不安なのですよ。実際なかなか思うように曲が出来なかったし。


そんな中で頂いた今回の「採用」のお知らせ。むしろ自分が「大丈夫。まだ曲作っていいんだよ。」という温かなエールをいただいた、そんな気がしました。

ちなみに採用作品はこちらの結果発表ページからご試聴可能です。当初は 5作品予定でしたけど 10作品に増えたんですね。


他の方々の作品もさすが!と唸らざるを得ないものばかり。


ゲームの発売が楽しみですー!(Nintendo Switch 持ってないけど)

そのエールを胸にいだきながら、翌月も勢いに乗って 1曲作りきることが出来ました。


こちらの詳細はまた改めてお伝えできるかと…イラストも凄いのを描いていただいたので乞うご期待!


というわけで、珍しく月に 1曲ペースが続きました。8月になってお盆休みに入ったので、今月も 1曲できればいいなと思ってます。


まだまだ暑い日が続きますが、健康には十分気をつけて、この猛暑とコロナ禍を乗り切りましょう!


ではまた次のお知らせまで~!

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