PC ゲーム「Corona Attack」をリリースしました(その4)
どうも、AETA(イータ)です。
というわけで Unity によるゲーム制作も大詰めを迎えようとした矢先に風邪をひいてしまいまして。
大事をとって会社を休み、丸二日お布団にこもってました。
「うぅ…プログラム書きたいよぉ…」(ただし仕事を除く)
やはり睡眠不足によって抵抗力が落ちてたのでしょうか?
それでも普段筋トレをやっていたお陰か、最初の一日だけの軽い微熱で済みました。
会社に出社したら、案の定「コロナちゃうか?」と皆からからかわれましたが…(実際のところは分かりませんがw)
さて、ゲーム制作の続きです!
兼ねてから気になってたコントローラーの互換性の問題。
自分が持ってるコントローラーが特殊な部類であることに気づき始めたので、PS3 互換コントローラーを会社の同僚から借りて動作チェック。
で、自分が持ってたコントローラーのジョイスティックが実は十字キーだったことが判明!
あー…確かに操作でカチカチ音が鳴るし、アナログ的な微調整が出来ないのはそのせいだったのか!
改めて調べてみると、
・DirectInput と XInput の 2つの方式があって、DirectInput のほうが歴史が古い。
・Nintendo Switch や PS3, PS4 は DirectInput
うーむ、同僚にも聞いてみたんですが、XInput を採用している Xbox のシェアってそんなに高くないそうで…
まずは DirectInput に対応させたほうがいいかも?
いずれにしても一般的な PC 用コントローラーを買っておいたほうが良さそうだなってことでこういうのを見つけました!
Logicool F310 ってやつです。
なぜこれを選んだかといいますと、本体裏のスイッチで DirectInput と XInput の 2種類を切り替えることが出来るからです!
写真を見たときはちょっと安っぽいかなぁ…簡単に壊れたら嫌だなぁ…と心配してたのですが、実際に届いたら意外と見た目も悪くなく、しっかりした作りで安心しました!(ちなみにこちらも中古品を 1,000円で購入)
で、十字キーの操作を左側のジョイスティックに割り当てたのですが…
あれっ?上下が…
俺たち…ひょっとして…入れ替わってる~?!
理由は分かりませんが、ジョイスティックだとどうもそういうものみたいですね…
ありがたいことに Unity の Input Manager にはちゃんとひっくり返すための Invert 機能が用意されていたので助かりました!
Input Manager の設定方法についてはこちらを参考にしました。
次に、操作ヘルプ画面の文章を PC に合わせてローカライズ(日本語または英語など OS の言語情報によって表示内容を切り替える)機能を実装することに。
やっぱり時代はグローバル化ですからね!
当然のようにちゃんとこういう機能も用意されてるんですねー。Application.systemLanguage ってので日本語なら日本語の、それ以外なら英語のリッチテキストファイルを表示するようにしました。
このとき悩んだのが、画面に収まりきらない分量をどうやって表示させるか。
こちらの記事を参考にすることでスクロールバー付きでテキストを表示出来るようになりました!
ゲームを何度かプレイするうちに、コロナウイルスを見失ってどうしても見つけられないケースがあったので、マスクを吐き出すときに音をつけて音の方向を頼りに見つける改善を加えました。
素人なりにも、こういう地味な改善がゲームの完成度を上げていくのですね!
で、ちょいと欲が出てきて、ダメージを受けたときに残り時間が減るだけだと臨場感としてイマイチだなぁと。
画面に対してエフェクト的な変化を与えられないかと思って調べてみたら…ありましたぁ!
こちらの記事に紹介されている Post Processing という機能を使うといい感じに出来るのではないかと…!
で、記事のとおりにインストールしたものの、実際に Add Effect で追加すると…
これめちゃくちゃ悩んだんですが、こういうオチでした。
この手の分かりにくさって Unity あるあるですねw
そして、雰囲気を出すために Vignette(周辺を暗くする)、Grain(粒子状のノイズ付加)、AmbientOcclusion(陰影の強調)を組み合わせて、視野狭窄のようなダメージ感を映像で表現することに成功!
ないなかいい具合に不穏な感じが出せたのではないかと!
視野が狭くなることでダメージによる難易度も上がるし、音を頼りにコロナウイルスを探さなければいけないというドキドキ感も味わえて一石二鳥!
よぉし完成だぁ!
せっかく作ったから体験版で皆に遊んでもらって、あわよくば気に入ってもらえたら有料の応援版で音楽活動費をカンパしてもらおう!(切実)
しかし、実行ファイルを配布するってことはアプリのアイコンとか必要なんでは?
ってことでこちらを参考にアイコなどを準備。
そしていよいよ BOOTH に出店、出品することに。 (画像クリックでページに飛びます)
PayPal に元々登録していたこともあってか、意外とすんなり出来ちゃいました!
音楽活動がメインなのに BOOTH での初出品が PC ゲームとはこれいかに?w
とまぁ細かいことはさておき、せっかくローカライズ対応したし、海外でもお出かけできなくて気を紛らわしたい人に楽しんでもらえればいいなってことで、海外向けに同様のサービスがないかと思い調べてみると itch.io というサイトがあることを知りました。
早速登録して、税務上の入力手続きもなんとか済ませ(米国での税制免除受けるにはマイナンバーが必要)、完成したのがこちら。 (画像クリックでページに飛びます)
よくね?
背景がいい塩梅に収まってアメリカンテイストな感じになったかと!
ふぁぁぁ!楽しかったけど疲れたあw
というわけで、4回にわたって開発ブログを振り返りながらまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
アタクシの場合、ご覧いただいたようにちょこちょこ寄り道したりしながらも、Unity を触り始めてから 1ヶ月ちょい程度でここまで辿り着けましたので、もっと時間に集中できる方でしたらオリジナルゲームを作れるようになるのはそんなに時間がかからないと思います。
コロナウイルスもいつ治まるのか見当がつきませんし、せっかくの機会ですから時間を持て余してらっしゃる方は是非 Unity をダウンロードして、ゲーム制作にチャレンジしてみてはどうでしょうか?
Unity は公式のチュートリアルが非常に充実してます。バージョンによってはチュートリアル画面と勝手が違って少し戸惑うこともあるかと思いますが、書籍やネットでの情報も多く(英語が分からなくても YouTube での映像による操作ガイドはありがたい)、学習環境としては整っているほうじゃないかなと思います。
新しいことを始めるのに遅すぎるなんてことないですよー!
Let's enjoy programming!
興味を持ってくださった方、是非ゲームの紹介動画をご覧になって、まずは体験版で遊んでみてくださいねー♪
感想などもお待ちしております!
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